再び、ポジション移動に苦戦

ベートーヴェン「メヌエット」の練習をはじめました。


D線の3rdポジションに、苦戦、混乱、呆然。A線は覚えたつもりだったが、自然と指が動くまでには至っていない。

2箇所、2ndポジションが登場し、苦戦、混乱、呆然。今は3rdポジションを覚えることに集中し、2ndポジションには指番号を振ることにする。それでも、1st・3rdとは指の開き具合が少し違っているようで、素早く押さえられない。

のろのろ・よたよた、繰りかえして演奏。計6時間ほど弾いているのに、おぼつかない。ボウイングに気を配る余裕など皆無。ところどころにちりばめられた臨時記号に憎しみを抱きはじめる。とくに、2ndポジションの臨時記号が憎い。

のろのろ・よたよた状態からは抜け出せていないが、さすがにこのままではまずいだろうと、楽譜どおりにボウイングをつけてみる。いつのまにか、弓順が逆に。スラーを気にかけるとポジション移動を忘れる。4音以上のスラーが憎い。

後半の、8分音符が続くところでたびたび転ぶ。弾き直すとボウイングを間違える。アー、アー、アー。←今、ここ。


まとめると(まとまっていない)、近況はこんな感じ。

D線はA・E線より内向きに押さえなければならないと、以前、先生から教わったのだけれど、弾き慣れていないからか3rdの音程が安定しません。A・E線を弾く時より、弦に弓を引っかけるようにしてしっかり弾かなければならないとも聞いたけれど、できていないため、綺麗な音が出ません。=楽しくない。

2ndは、未だ移動加減がわからなくて、「どこ? どこ? えっ、こんなところにあるの?」と毎回驚いている始末。

(間隔的に、違和感を覚える場所にある)


ポジション移動に入ってから、一気に難しくなったような。うーうー呻きながら譜読みをしているうちに、いつの間にか2時間くらい経過しています。その割に、あまり上達していなかったり。なぜ。

不慣れなポジション移動に脳が戸惑っているのか、以前よりも疲労感も強くて。

夫は、私よりもはやくポジション移動に順応したけれども、それでも疲れるのか、練習のあとはぼーっとしています。

ヴァイオリンに触れていない時も、ふいに発作に襲われたように、「ヴァイオリンが難しいよー、アー、アー、アー」とふたりで頭を抱えたりも。ターザンか。

大丈夫か、やっていけるのか、私たち。

おそるおそる教則本をめくってみれば、4thと5thが待ち構えていて、震える。

西野カナさんの曲にのせて歌いたい。逢いたくなくて逢いたくなくて、震える。

この先もずっとこんな感じだったら、どうしよう……。

ヴァイオリンを弾いているひとなら必ず通る道なのだろうけれど、四苦八苦しているのは私たちだけではないかと不安になります。ヴァイオリン弾きを集め、どうだったのか聞いてまわりたい。


とにかく、弾いて慣れるしかない。まじめに弾き続けていれば、3rdポジションだけでもなんとかなるかもしれない。

がんばろう。がんばろう。がんばろう。