3rdポジションに苦戦

次のレッスンに向けて、家でも3rdポジションの練習をはじめました。

3rdポジションについては、「1stポジションの指使いに慣れてきたのに、また覚えなおさなければならない感じ」とか「どこにどの音があるのか、混乱する」といった話を耳にしていました。そのたびに、「ふんふん、3rdポジションって大変なのね」とひとごとのように思っていた私。

実際にやってみたら、予想していた以上に面倒でした。混乱しました。


まず、3rdポジションのみで、A線とE線の音階を。楽譜では4音スラーになっていたけれど、右手に気を配る余裕などまったくないので、省略。


レーミーファーソー、ラーシードーレー


いつも3番で弾いていたレを1番で弾くことや、ソがA線にあることに戸惑いつつも、これはまあ、よし。

以前、発表会の曲を弾いた時にも、同じ音階練習をした覚えがあるので、音程もそれほどおかしくはない。

音階の次は、アルペジオ。


(※)レーファー、


えっ、ラ? ラって、どこにあったっけ。ええと、E線。E線の1だ。


レーファーラーレー(←レは1stポジションでは弾かなかった音だからか、覚えられた)、レーラー、


ファっ? ファ、ファ、ファは、A線だ、3番だ。……こんなんじゃだめだ、もう一度音階に戻ろう。


レーミーファーソー、ラーシードーレー

レーミーファーソー、ラーシードーレー

レーミーファーソー、ラーシードーレー

レーミーファーソー、ラーシードーレー

レーミーファーソー、ラーシードーレー


うん、慣れた。ような気がする。もう大丈夫。のような気がする。よし、アルペジオにいってみよう。

(※印に戻ります)


不毛なダカーポを繰り返しながら、「ぬがー!」と叫びたくなるのをこらえ、鉛筆をとって指番号を振りそうになるのをこらえ。以前、私は、「カノン」の楽譜に指番号を振りまくり、その楽譜で1年間、必死に練習したことがあって、今もその曲を弾く時は、脳内で「ファー、ミー、レー、ドー」ではなく、「いちー、ぜろー、さんー、にー」と歌ってしまう悪癖があるのです。

指番号はだめだ、我慢だ。


1時間ほど格闘しているうちに、アルペジオも、なんとか弾けるようになってきました。

(16音のアルペジオを弾けるようになるのに、1時間……。自分の頭のつくりに、ちょっぴりへこむ)

何度もつまづきながら、考えながら弾くのって、消耗するね……。頭の中がぼやーっとしてきて、思考しようにも反応が鈍くなってきたので、今日はここまで。明日弾く時には、整理されていることを願って。


夫は、およそ5分でアルペジオを弾けるように。

慣れるまでは、足し算・引き算で弾くしかないかな、とのこと。

数字に弱い私は、始点の音(レ・ラ)と終点の音(ソ・レ)をもとに、慣れるまで弾こうと思います。


2ndや5thなど、ポジションはたくさんあるけれど、他のひとはどうやってそれらを覚えるのだろう。