ヴァイオリンレッスン
12月12日 ヴァイオリンレッスン
11月は諸事情が重なり、お休みしたので、前回のレッスンから1ヶ月以上が経っています。
家では、ザイツのコンチェルト1楽章後半と2楽章の練習、3楽章前半の譜読み、カイザー1番の復習に励みました。
苦手なところを何度か繰り返して、何度か通して、とだらだら弾いていたので、上達したのかしていないのか、自分でもよくわからない状態だったり……。
久しぶりのレッスン、とても楽しみにしていました。
♪カイザー1番(kayser)
前回のレッスンから間があいたし、楽器や指も暖まってないでしょうからと、デタッシェ・ふたつずつで弾きました。
1音目ミの音は、開放弦で弾くと大きく聞こえる音なので、弓を使いすぎず、出しすぎず。
fと記された小節から2小節進んだ箇所は、何も書かれていないけれど、まだfなので、音量を保ったまま弾くこと。
ffの音が潰れてしまっているので、fとffの音量をそれぞれ一段階下げて弾いてみること。
楽譜では4拍子になっているけれど2拍子の感覚で弾き、デタッシェらしさを際立たせる。
1音目のミの出し方とクレッシェンドとデクレッシェンドの音形を重点的にみてもらったあと、もう一度通しました。
最後にテンポ85で弾いて、「次回、1番を仕上げて終わりにしましょう」といわれました。
2番の譜読みを宿題に出され、該当のページを眺める私たち。
2番は、4拍の音の音量を上げたり・下げたり、8音スラーが連なっていたり、(私にとって)ちょっぴり複雑に感じるリズムがあったりと、1番より難しそうです。
先生は、見本としてひと通り演奏したあと、「『G線上のアリア』と(テクニックが)似ているので、大丈夫ですよ」といっていましたが、時間がかかりそうな予感。
それにしても、カイザーは練習曲なのに、旋律が素敵で好き。
♪コンチェルト ニ長調 No.5(F.Seitz op.22)
・第2楽章(Andante cantabile)
1楽章の後半が残っているけれど、今回は2楽章から。2回目なので時間がかかるから?
印象強さもあり、ゆっくりな曲調なので、弾きやすい楽章です。家でも、陶酔しつつ練習しましたとも。
音を楽しむ余裕があるっていいな。1楽章後半に苦しめられたあとは、ことさらにそう感じるのでした。
レッスンはいつものように、私と夫の合奏ではじまりました。
先生からは、「リズムもボウイングも正しくできています」と、概ね良好と思える評価をもらえました。
指導も、音と音を大きなスラーで繋げるように弾く、26小節目は強く弾くのではなく丁寧に弾く、カンマのあるところや曲調が変わる直前に音を収め新しく弾きはじめるといった、表現に関することがほとんど。
(そのほかでは、私と夫とで音程をひとつずつと、私がスラーで1音で弾くと勘違いしていた箇所を指摘されました)
そうした部分を重点的に練習したあと、「ゆずさんが合図を出して、piu mossoとritard.e dim.の速度をリードしながら通してください」と先生から指示されました。
この曲は、遠くないうちに仕上げに入るかも。
次回も、今回に引き続き、私が指示記号に合わせての表現や速度を決め、リードしながら弾くようにといわれました。
・第1楽章(tranquillo e dolce)
なかなか終わりの見えない、1楽章後半です。
やはり、16分音符が連なる箇所はスピードをあげると、右手も左手も転ばないように弾くのに必死で、ふたりでぴったり合わせられません。
教室で弾くと、緊張するからか、家での練習時以上にすっ転ぶし……。
先生からは、1音ずつではなく、拍あたまと3拍目を合わせるようにと何度も指導されているのですが、もうもう、拍を数える余裕なんてない状態。
それでも、すこしずつはよく(というよりはましに)なってきたような。(と、先生にもいわれました)
弓の使用幅が私と夫とで違っている&使いすぎなのも、原因のもよう。
幅を狭く(2センチくらい)、密度を上げて弾く練習をこなしました。
が、ひとりずつでは弾けても、ふたり揃って弾くのは、やはり難しい。
演奏音量を1段階下げ、お互いの音を聴きながら練習するよう、アドバイスされました。
あとは、椅子をほんのすこし向き合うように置き、ある程度暗譜し、もうひとりを見ながら演奏しましょうとのこと。
速い部分はだいたい暗譜できてきたものの、すべてを覚えているわけではないので、勝手に動く指に、「私、今、どこを弾いているんだろう? ああっ、もうすぐ楽譜なしでは弾けない部分に辿りつく!」と戦慄している状態なのでした。
(夫もそんな感じで弾いているらしく、「わかる」と頷いていました)
私たちの演奏を揃えるには、この、「楽譜なしでは弾けない部分」をなくしていくしかないのかも……。
こちらは、夫が合図を出して、リードしながら弾くことになりました。
・第3楽章
家で前半の譜読みをはじめただけで(夫は忙しかったために、手つかず)レッスンではまだ、とりかかっていません。
が、8分音符の重音と16分音符がだだだだだーっとならぶ後半に、「これも、暗譜しなければ私たちには弾けないな」とふたりで覚悟していました。半年で終われば御の字だ、とも。
そんな私たちに、「重音部分はふたりで、1音ずつわけて弾いてもいいですよ」と先生。
えっ、いいの? そんなこといわれたら、喜んでわけちゃう。
ハードルがかなり下がったので、がんばれそうです。……いえ、慣れてきたら重音でも挑戦してみたいけれども……。
次のレッスンは、1週間後。譜読みからはじめるカイザー2番が心配だけれど、がんばって練習します。
私たちは通常、2週間に1度のレッスンだけれど、週に1度の方は常にこのペースを保っているんですよね。すごい。
1週間に1回だと練習の密度も高くなりそうだし、先生にすぐにみてもらえるし、上達も早いんだろな。
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