sskさんの発表会へ

アンサンブル練習会でお世話になっているsskさんが、発表会で四重奏を弾くことになり、聴きに行ってきました。

曲目は、「アイネクライネナハトムジーク」の第1楽章。sskさんは1stヴァイオリンです。

「アイネクライネナハトムジーク」は、速い曲を弾くのもカウントをとるのも苦手な私には難しく感じられる曲で、春のアンサンブル練習会でsskさんからお話を聞いた時、「あの曲を半年で……」と驚きました。

否、「驚く」という表現は適切ではないかも。

スピード感溢れる曲をひとり1パートの編成で弾くという、私なら怖じ気づいて躊躇するに違いないことを、自ら挑戦し楽しんでいるsskさんを羨ましく思ったといった方がしっくりきます。

発表会の日時を知らせるメールには、跳弓がうまくいかない、音合わせでテンポがとれなかった等、苦戦している様子も綴られていたけれど、アンサンブルはおもしろいと結んであり、その心の持ち方がやはり羨ましいのでした。


演奏は、sskさんが予告していたとおり落ちたところもあったけれど、復帰も早かったので気になりませんでした。

曲のはじめや難しそうなフレーズを弾く際に、戸惑いや緊張が伝わってきたものの、リラックスしながら弾いている時は伸びやかな音が合わさり、とても綺麗でした。

私は、本番の日が迫ってくると、憂鬱で後ろ向きな気持ちに囚われるのだけれど、本番を迎えれば、曲を弾き終えるのをもったいなく、さびしく思ってしまいます。同じメンバーで同じ曲を弾くのは、これで最後になるからかも。

四重奏が楽しいといっていたsskさんも、そんなさびしさを抱きながら演奏していたのかな。


発表会が終わってから届いたsskさんからのメールには、四重奏は楽しかったとありました。

曲を教えてもらった時、メールに綴られた練習の様子、本番の演奏。終始、その楽しさは伝わってきました。

自分の本番前に、忘れかけていた気持ちを呼び起こしてもらってよかったです。来週は、私も楽しみたいな。