ヴァイオリンレッスン

カイザー1番、左手の練習、コンチェルト、G線上のアリア、カヴァレリアと、課題がたくさんあった週。

しかも今回のレッスンは前回より1週間ほどしか間がなかったので(いつもは2週間あく)練習不足感が。

レッスンに入る前に、今日はどんな順番で進めるか、先生と相談しました。

練習してきた課題を伝えたところ、難しそうな曲からしましょうかと先生。

カヴァレリアからはじめることに。


♪カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲(Pietro Mascagni)

この曲はヘ長調なのだけれど、この調の3rdポジションは初めてだったため、音階にかなり苦戦しました。

ヴァイオリンをはじめてから左手の指が開くようになったと思っていたのに、薬指と小指があまり開かず。

音程も、音感なしの私には合っているのかいないのかわからず。

新しいバイオリン教本3の13ページにあった、3rdポジションの音階練習をやってみることになりました。

ただし、教本ではカヴァレリアで使うオクターブまでは載っていなかったため、E線の分を増やすことに。

2分音符のゆったりとした速度で、先生と一緒に音階を弾きました。上り、下りと、数回ほど繰り返して。

慣れたところで、私と夫のひとりずつで音階を弾いて、音程をチェックしてもらいました。

そうしたあとでカヴァレリアのピッツィカート直前までを通したのだけれど、やはり3rdにかけのぼって、きちんとした音程で弾くのが難しい。

音程を当てるのは難しいけれど練習のしかたはわかったので、今後も音程練習を繰り返したいと思います。


♪コンチェルト ニ長調 No.5(F.Seitz op.22)

カヴァレリアに続いて、難しいと感じる曲、ということで、次はザイツのコンチェルトを。

今日から、第1楽章の後半(2ページ目)に入りました。

ほとんどが16分音符で構成されていたり、重音があったり、移弦が多かったり。私たちにとって強敵です。

どのくらいの速さで弾いてきましたか、と先生に問われ、16分音符部分は55くらい……、と答えたところ、「それだと実際の速度の半分くらいかな」と先生。ひええ。

とりあえず、速いテンポでも挑戦してみませんか、とのことで、速め(65くらい?)で弾いてみることに。

ぐわー、途中から乱れまくるわ、合奏がどんどんずれてゆくわ。酷いな!

先生も、これは無理だと思ったのでしょう、テンポを落として練習することになりました。

まずは、重音について、ひとりずつ念入りな指導を受けました。

8分音符の重音部分は、弦上に弓を置き直していては間に合わないので置いたままにする。

あと、私、ずっと勘違いして練習していたのだけれど、8段目2小節目の重音は、ずっと重音だった……。

それぞれの2つめの音は単音で弾くのだと思いこんでいた……。

レッスンで気がついて、あとで夫に確認したところ、上の1音のみ8分音符になっているじゃないかー!

道理で、先生から、重音の途中で肘の角度が変わってしまっていると指摘されるわけです。

低いラと高いラを和音にする時は、響きがぶつからないように。

第1楽章最後の3和音は、力強く、また4分音符分の音を伸ばすために弓元にいくよう、ボウイング調整。

それから、ラミドミラミドミシミレミシミレミ、とひたすら移弦する箇所もていねいにみてもらいました。

この曲の練習のしかたは、まず2小節のみを慣れるまで丹念に弾いて、慣れたら重音のある小節を繋げる、それにも慣れたら、次は4小節に増やして弾く、というようにできるところを繋げていくといいのだそう。

メトロノームを使ってのボウイング練習もかなり有効とのこと。

たとえば目標とする速度が70である場合、メトロノームの打刻を70に設定。

まず、全弓で2分音符をひたすら弾く。

次に弓の真ん中(3分の2くらい)で4分音符をひたすら弾く。

それから、弓の真ん中で3連符を弾く。次は弓の真ん中で16分音符を弾く。

曲によっては弓を使う場所が弓先だったり弓元だったりするけれど、この曲は真ん中で大丈夫だそうです。


♪G線上のアリア(J.S.Bach)

この曲、かなり久しぶりのような……。

練習しない→久しぶりに弾いてみるもいろいろと忘れている→再び練習しているうちになんとか思い出す、

という経路を経て今日に至っています。


先生の奏でるピッツィカートのベースラインに合わせて、通し。

縦は合っているけれどAの3・4小節目の1stと2ndがなめらかに繋がって聞こえないと指摘されました。

スラーしながらの移弦がなめらかでないのが原因とのこと。重点的に練習。

2nd、B部分3小節目2音目のレがナチュラルに聞こえないので直すこと。

2nd、C部分1小節目のソのシャープは大切な音なのでしっかり響かせて。

1stの夫にもいくつか注意点が出ていたのですが、余裕がなくて、メモできませんでした。

A部分4小節目のミシラレドソファファーのミは0番とあるけれど4番に変更された点のみ、とりあえず。

C部分あたりは問題ないけれど、この曲はA部分が聞かせどころなのでがんばりましょうとのことでした。


この時点で1時間30分が経過。左手の練習やカイザーはできませんでした。

ひとつの曲に30分ずつかけられるように、しばらく課題を減らしましょう、と先生。

コンチェルト、発表会が近いのでG線上のアリアは継続。それから次回はカノンを。

カヴァレリアとカイザーは、発表会が終わってから。

このごろ、曲の難易度が(私的には)あがっていっぱいいっぱいだったので安心しました。

そのぶん、ていねいに練習していきたいと思います。