ヴァイオリンレッスン

春一番が吹き荒れた日でした。

夜には強風も止んだので、厚着をせずとも大丈夫だろうとコートを着ずに家を出たのだけれど、思いのほか、肌寒かったです。

前回のレッスンで、発表会の曲が「G線上のアリア」に決まったので、教則本の曲3:発表会の曲7の割合で練習してきました。

教則本ではト短調・変ホ長調の音階、分散和音、練習曲と進めているからか、直後にニ長調の「G線上のアリア」を弾くと、つい、指が♭の音を鳴らしてしまいます。

「G線上のアリア」を弾く前に、ニ長調の音階を弾いてスイッチを切り替えるようにしたほうがいいのかも。

発表会の曲決めが終わった時に、先生から、「今日、「G線上のアリア」をやっておきますか?」と聞かれ、次回から、とお願いしてしまったのだけれど、譜読み中にわからない箇所がいくつか出てきて、教えてもらっておけばよかったな、と後悔。

ひとつめは、弾きはじめの9拍の音。

楽譜ではひと弓のダウンなのだけれど、先生がちらりと、「ここは弓を折り返して(ふた弓で)弾いてもいいですね」とおっしゃっていたのを思いだし、どちらで練習したらいいのか、迷いました。

ふたつめは、楽譜に記されている2ndポジションの指示。

1stポジションで弾けないことはない音なのだけれど、こんな風に書かれているということは、きっと2ndポジションで弾く意味があるんだろうな……。

でも、3rdポジションは習ったことがあるけれど、2ndポジションはまったく経験がない……。

とりあえず1音目は楽譜どおりにひと弓で、2ndポジション部分は1stポジションのままで練習しました。

教則本の曲のほうは、変ホ長調の音階とアルペジオに苦戦。

小指を駆使することに慣れていないからか、くっきりとした音が出せません。

音程もなんだかおかしく、弾いていてちょっと気持ち悪い。

レッスンでは、教則本の曲を先にさらっと弾き、そのあとに「G線上のアリア」を時間をかけてみてもらいたいと先生に伝えました。

それから、動画の撮れるマイクロ一眼を持参したので、「G線上のアリア」の1stと2ndそれぞれの模範演奏を撮らせてほしいとも。


♪ト短調音階・アルペジオ

ト短調の音階、「バグダッドの酋長」の前にあったので、あまり練習していませんでした……。

4分音符を1拍と数えて弾くようにと指示されたのですが、私の手があまりにおぼつかなかったため、2拍でやり直し。

ゆっくり確認しながら弾いて、1拍に戻しました。

アルペジオも2拍で弾いてから1拍に、だったかな。うろおぼえ……。


♪アリア(J.Senaille)……合格

・D線2番のファ♯の音程が低い。

 ハーフポジションに1番を置いたまま2番を置いてみて、音を確認。

 1番からだいぶ指が開くので、この間隔を覚えておく。

・シーラソファミ・ラーソファミレ(f)とシラソファソミ・ラソファミファレ(p)は対となっているので、p部分はエコーさせる。f部分は力まず、豊かに響かせて。

・ダカーポ直前のトリル、ドレドレドーのドの音はナチュラルなのに♯に聞こえる。もうすこし低く。

・同じく、(ドレドレドー)シラー(括弧部分がトリル)の部分は、トリル直後にあるシを着地点とし、他のひとと揃えるようにする。弓をダウンダウンで送らせるつもりで。


♪変ホ長調音階・アルペジオ

うまく弾けないと申告したところ、「では、丁寧にみてみましょう」と先生。

音階はなんとか弾けて、先生からも大丈夫だといっていただけました。

が、アルペジオが酷いことに。

とくにA線、E線にさしかかると指が戸惑い、音程が狂う……。

・1番と3番は可能な場所はキープしておく。

・A線ドに2番を置いたままA線4番とE線3番を弾く。できれば2番と4番を置いたまま3番のみEに移動するとよい。

といわれたけれど、指が開かず、断念しました。

指が硬い……。「できたらで。できたらで大丈夫ですよ」と先生。

とりあえず、大切なのは2番のキープ。


♪ホーム・スィート・ホーム(H.Bishop)

・リズムは問題なし。

・pでも弓をたくさん使う。全弓に近く、しかしやわらかく。

・D線3番のソの音程が低いので、指を開いて。


♪G線上のアリア(J.S.Bach)

ここ2回ほど、発表会では私たち、Tさん、先生で合奏しているのだけれど、今年もこの4人で弾けそうです。やった!

誰が1stで誰が2ndになるかは未定。私と夫は、パートが別れることのみ決定しています。

(まだ時間に余裕があるので、1st・2ndとも各々で弾けるようになりたいです)

1st

・弾きはじめの9拍の音をひと弓で弾くのは難易度が高いので、途中で弓を折り返す。ただし、音のつなぎ目が目立たないよう、他のひとと違うタイミングで。3拍目で折り返すひと、4拍目で折り返すひとでわけておく。

・弓の折り返しにともなってボウイングが変わるので、ちょこちょこっと変更し、辻褄合わせ。

・4拍半伸ばしている音は弓をたっぷり使う。全弓に近い感じ。

・細かな音が詰められたスラーは、左指をしっかり動かし、はっきりとした音を出す。

・4分音符→16分音符→32分音符と連なっている箇所は、32分音符直前の16分音符の1音を他のひとと揃える。

・同じくタイとスラーで繋がっている4分音符→16分音符→32分音符の連なり部分は、リズムがわかりづらいのでタイとスラーを取り去って練習し、慣れたら楽譜どおりに弾く。

・この曲では、装飾音はドー(シ)ラ-、ではなく、ドー(シー)ラーと弾く。(括弧内が装飾音)


多くの時間を、16分音符+32分音符のリズムの細かな修正と練習に費やしました。

2ndがはいるとメロディを受け渡しあう場面も増えるので、やはり、拍のカウントが私にとっては障壁となりそうです。

途中、私たちが1st、先生が2ndで通してみたのだけれど、聞きおぼえのある旋律が浮かびあがって、うっとり。

きちっと綺麗に合わせられるようになれたら気持ちいいだろうな、と思います。

譜面にあった2ndポジションについてですが、とりあえずは1stポジションで。

弾きはじめの音や最後の部分は3rdポジションにするといいかもしれないとのこと、練習をすすめながら弾きやすいかたちを考えることに。

(動画では、先生は最後の部分を3rdポジションで弾いていたそうです)

リズムに怪しい箇所は多々あったものの、先生から「よく練習されていますね」「たくさん練習したんですね」とほめられました。

2ndの譜読みももうはじめていいとのことで、1stは意外とはやく仕上がるかもしれません。

でも、2ndのほうが難しそうなので(1stと違って旋律がわからないのも不安)、ここからが長いような気も……。

先生曰く、2ndを弾けるようになると、C部分が楽しいのだとか。


最後に、1stと2nd、それぞれを先生に弾いていただき、動画を撮りました。

伴って、テンポも決定。

楽譜では4分音符66となっているけれど、64で。

(63でもいいですよ、66とどちらにしますか、と先生に問われて悩んでいたところ、間をとって64にしましょうかと提案されました)

動画は、弓の動きも2ndの旋律もよくわかるので、なるべくたくさん見たいと思います。


レッスン終了後、先生に来月分の月謝をお渡ししました。

「4月になるし、(増税分の)値上げはありますか?」と聞いたところ、値上げは考えていないのだそう。

嬉しいけれど、感謝の気持ちでいっぱいだけれど、先生が生活するうえで困ってしまわないか、心配です。

先生、ありがとうございます(´;ω;`)