ヴァイオリンレッスン

午後から雪が降って、積もったり、電車が止まったらどうしようとひやひやしたけれど、夜にはやみました。よかった。

かなり寒いので腰にカイロを貼って出発。


♪変ロ長調音階・アルペジオ

楽器が温まっていないでしょうから、とゆっくりロングトーンから。

楽譜ではG線、D線の音階しか書かれていませんでしたが、A線、E線へと繋げて弾きました。

上りは開放弦を使い、下りは4番を使って弾くのだけれど、D線ハーフポジションからG線4番に、ゆ、指が届かない。

先生が「下りも開放弦にしましょうか?」と気を遣ってくださいましたが、どの調も下りは4番で弾いてきたからか指をさまよわせてしまい(目もさまよっていた)、結局、4番でがんばることに。

ハーフポジション(半音下がった1番)を押さえたまま4番を押さえるのは難しいので、1番は離してしまっても構わない、そのかわり2番は置いたままにしましょうとのこと。

A線の4番(ミ♭)もE線のハーフポジションから移弦すると音程が不安定になるので、集中的に練習しました。

小指のつけ根から降りおろすのがコツ。

ロングトーンのあとはスタッカートで。


♪導入用の練習曲

「バグダッドの酋長」でポイントとなる旋律をコンパクトにまとめた練習曲。

箇条書きだけでは何が何やらなのですが;

・8分音符はスタッカートで短めに弾く。

・3拍目のアップははっきりと響かせる。

・小節の区切りで弓もとへ行くよう調整。

・16分音符4音スラーの直後、弓の切りかえしを意識する。


♪バクダッドの酋長1(A.Boieldieu)

「これは下のパートもやるんでしたっけ……?」と先生に問われ、「2です、2だけです」と否定する私。

(のちに「あの時のゆずは必死の形相だった」と夫は語ったという……)

先生、やっぱりほんとうは、1も2もやる予定だったのかな……。

とりあえず、私たちが1st、先生が2ndで通し。

リズム、弾きかたはいいですねといわれました。

最後のD線とG線で盛りあげる部分は、弓をたっぷりと使って、深く太く響かせたほうがいいでしょうとのこと。

低い弦は弓もと近くで弾くとよく響くそうなので、G線のシがでるたびに弓がもとへ行くように練習しました。

また、最後のフェルマータ後、ダカーポで最初に戻る時に音が揃っていなかったので、ザッツだしについて教わりました。

最後の音を弾きながら5つ数えたところで弓を弦に置きなおし、ブレス。1小節目へ。

ほかにはとくに注意はされず、「バグダッドの酋長2」へ。

この曲、合格でいいのかな? それとも次に続くのかな?


♪バグダッドの酋長2(A.Boieldieu)

今日から2ndパートにはいりました。

家で練習したけれど、レッスンに間に合わなかった重音については分散和音を用いて教わるも、やはりすぐには弾けそうにないため(とくに、D1番のミ♭+通常はG3番で弾いているのに、この時のみG2番に置き換えて弾くドの重音がとっさに弾けない)、今日のところは私と夫でばらして弾くことに。

私のザッツだしがうまくいかず、先生に教わりながら何度もチャレンジ。

カウントに気をとられていると、弓の動きはじめが不自然に。難しいー。

2ndを合奏する私たちの演奏を聞きつつ、次々とご自分の教則本に何かを書きつけてゆく先生。

ひょー(●⁰౪⁰●)

前回、1stでA線3番のレが、弾くたびに下がってきていると注意されたのだけれど、2ndでは、G線のレドシラシーシーがだんだん下がってきているそうで、ひとりずつ、チェックが入りました。

私の場合は、G線の4番にがんばって指を伸ばすと1番がキープできなくなり、シの音程がおかしくなってしまうみたい……。

先生から解決策を聞いたはずなのだけれどうろおぼえです。

さきほどの練習曲の時と同様に、2番をキープする、というお話だったような。

逆に、終盤のA線とE線の連なりでは音程があがってしまっているそう。

ハーフポジションをキープしたままの移弦に、なかなか慣れません。

また、「バグダッドの酋長1」を弾いた時にもいわれたのだけれど、低弦を響かせるためには弓もとを使うと効果的とのこと。

あとはfで弾く場所のなかにmfを取りいれたり、その部分を際だたせるために、fとなっているところを音量を下げて弾いたり、ffとの違いがはっきりとわかるようそれぞれの音量での弾きかたを教わったり、1stと2ndのパワーバランスを調整したりとアンサンブルに関する内容でした。

「この曲は来週仕上がるといいですね」と先生にいわれたので、ついでに「1は終わりですか? それとも来週に続きますか?」と終わってほしいな、という空気をぷんぷん匂わせつつ聞いてみたところ、先生はうーん、と考えこんでから(可愛らしい)、「じゃあ、1は終わりで。そのかわり、2をもっと速く弾けるように練習しましょう。もっとアレグロっぽくしたいな」と。

ごり押し感たっぷりだけれど、「バグダッドの酋長1」、合格しました。

交換条件(?)として「バクダッドの酋長2」のテンポは4分音符70を目指すことに。


♪ト短調音階、アルペジオ

次の曲には「バグダッドの酋長」と同じく♭がふたつ記されていますが、上りと下りとで変える音があるので、確認しつつ音階を弾きました。

音階だけなのに、悲しげに寂しげに聞こえます。


♪ガボット(Becker)

まずは聞いてみようかな、と先生がおっしゃったので、夫と一緒に通し。

「よく譜読みされていますね」と先生。このごろよくいわれるので、嬉しい。

が、この曲をもって、譜読み貯金、尽きました。

「ガボット」は4拍子の曲なのだけれど、

レ(軽)・ミ(軽)・レシソラ(重)・シ(軽)・ラ(軽)・ソーレー(軽)・ソラシソ(重)・ラーレー(軽)

といった感じに、軽く弾く部分と重めに弾く部分とで綺麗にわけられるので、2拍子で感じながら弾くといいそう。

また、ソーレーのレはD線の開放弦で音が大きくなりがちなのでソに重きを置き、レは軽めに。

レ・レ・レー、と同じ音が3つ続いている時は、3つめを大きめに。

曲が均等に聞こえないように、演奏しながらリミデンドをやmfをこまこま書き入れて、今日のレッスンは終了となりました。


帰り支度中に、雑談していて知ったのだけれど、先生も学生時代は指を開かせるために指のストレッチをしていたのだそうな。

幼少時からヴァイオリンを弾いているかたでも、楽器を弾くための身体づくりに努力しているんだなと目から鱗が落ちました。

私も、がんばればD線のハーフポジションに指を置いたままでG線4番を押さえられるようになれるかな。……否、無理だな。

今日レッスンで教わったように、できないことは別の手段で克服していければいいな。


レッスン記録、だんだん長くなってきているような。

しかも楽譜がないと何がいいたいのかわかりません。

私用の備忘録とはいえ、これ、あとで読みかえして内容を理解できるのかな。

もうすこし簡潔にまとめられないか、考えてみようと思います。