ヴァイオリンレッスン

レッスン記録、ポメラに入れたまま放置していました。

1ヶ月以上経ってしまったけど、年が明けてしまう前に載せてしまいます。

(このあともう1回分の記録も残していたもよう。整理してから載せます)


♪行進歌(German Air)

やはり行進のリズムがとれておらず、そこを徹底的に。

先生に倣い、単音のみでひたすら付点8分+16分+4分のリズム刻み。

1小節を16個にわけ、タタタタ(4分)・タタタ(付点8分)・タ(16分)・タタタタ(4分)・タタタ(付点8分)・タ(16分)と考えるといいそう。

メトロノームを鳴らしながら実際に弾いてみせる先生。

「こんな感じになるのですが、わかりますか? 難しいでしょうか?」

刻みが細かくて、どこが区切りになるのかさっぱりわかりません……。

メトロノームの音に翻弄されつつ、それでも先生の演奏を何度か真似ているうちに、なんとなくだけど弾けるようになってきた。ような気がしてきました。

でも、家に帰ったらまたできなくなってしまいそうな。

単音で慣れてきたところでヘ長調の音階とアルペジオを同じリズムで練習しました。

前回、下のパートも練習するようにと宿題を出されていたので、今日からこちらも。

下のパートはDとGの重音がぽちぽち出てくるので重音が苦手な私は四苦八苦してしまいます。

家で練習している時も、右の肩胛骨に鈍い痛みが……。

しかも重音が綺麗に出てくれなくて、モチベーションがさがりっぱー。

できないところは弾きこまなくてはならないとわかってはいるのだけれど長時間は練習できず。

本当は毎日ていねいにすこしずつ練習するのがいいんだろうなあ……。

下のパートもやはりリズムが危うい感じだったので、もう一度練習しました。

重音の指導もみっちりと受けました。

重音は、複数のひとで弾くとひとりひとりがきちんと弾けているかわからないため、基本ひとりずつチェックをするそう。

そんなわけで、私たちも、D1→G3→D1とG3を重ねるといった分散和音でのチェックがひとりずつ、たびたびはいりました。

また、D1+G3の重音からD2+G1の重音へ移る時と最後の重音を弾いたあと繰り返しで最初の小節に戻る時にもたついてしまうため、慣れてしまいましょうと同じ箇所を繰りかえして弾きました。

重音は出せたり出せなかったりで、弓を弦に押しつけてしまったのだけれど、先生いわく、弓の角度や弓毛のあてかたをほんのすこし変えるだけで出しやすくなるとのこと。

先生が「角度はこう、弓の毛は斜めではなくて、もっと弦に咬ませるように全面でぐっと」と直接私の弓に触れながら修正したとたんに、苦労していた重音が、力をいれずともすすーっと。

家での苦労は何だったんだろうと思うほど呆気なく出てびっくりしました。

弓を弦から離したら最後、またできなくなりそうで、恐ろしくて離せない。

とにもかくにも、難しくて途方に暮れていた状態から、練習を続ければなんとかなるかもというところまで落ち着いてきました。レッスンってすごい。


♪メヌエット(W.A.Mozart)

ここからしばらく3拍子の曲が続くのだけど、メヌエット、ポロネーズ、ポルカと、曲によって弾きかたを変えなければならないのだそう。

まずは前回注意されたことを念頭に置きつつ、通し。リズムのとりかたはよいと評されました。

あとは、単調な演奏にならないようにと、弾きかたの指導がはいりました。

小節ごとの頭にある4分音符は大事に響かせるように。

しっぽにある4分音符は弓の離しを軽く収める感じに。

この曲はおおむね弾けているので、次回に仕上げましょうということになりました。


♪ポロネーズ(Dancla)

勇ましい曲だからか、くさびがあるからか、がしがし弾いてしまっていたのだけど、

先生に指摘されて、おたまじゃくしの下にたたずむpの文字にやっと気づきました。

ピアニッシモ、まるっと無視していました。テヘペロ。

「でも、こんな風に弾くのもいい感じですね」と先生。

この曲は、EA線を駆使する華やかな部分とDG線中心の穏やかな部分とで構成されています。

「D線からの部分には音量の指示がないけれど、どのように弾きたいですか?」と尋ねられて、「え……」と戸惑う私たち。曲想なんてまったく意識していませんでした。

pとmf、両方実際に弾いてみて後半はpでいくことに。

ただし、音はちいさくてもリズムははっきりと。

あとはダカーポ前の4分音符を長めに響かせる、

直後の4分休符でブレスをいれ弓の準備をする等、細かな注意がいくつか。

この曲も、次のレッスンで仕上げとなりました。


♪ラ・フォリア(A.Corelli)

後半、速さをアレグレットに切り替え、8分音符をえんえん弾き続ける場所があるのだけれど、小指をぐぐっと伸ばして弾かなければならないE線の高いドがちょこちょこ出てきて、きつい。

そこからすこしずつ音程がおかしくなってゆくような。

家での練習時もそれで苦労していたので(+「行進歌」の重音が今回の難所でした)

最初に先生にその旨を伝えてからふたりで通して演奏。

「4番のドはできているので気になりません」と先生。

ほっと胸を撫でおろしたのもつかの間、「それより、前半のリズムのとりかたが気になります」

やはり、この曲でもリズムを指摘されてしまいました。

前半最後のあたりにある付点4分音符+8分音符+4分音符のリズムが違っているのだそうな。

うわあ、これって、「行進歌」で注意されたこととまるっきり一緒。

つくづく苦手なんだな、と呆れを通り越して、しみじみしてしまう。

そしてもちろん、「行進歌」と同じように反復練習を繰りかえし、修正してもらいました……。

前半部分は音は違えど、リズム、弓の動きは2小節ごとに同じことを繰り返しているのだそう。

そのまま弾くと単調になりがちなので、4分音符+付点4分音符+8分音符(もしくは16分音符2つ)部分は深く響かせるように弾き、2分音符+4分音符の部分は軽めに弾いてめりはりを持たせるよう指示されました。

また、後半の8分音符が連なる箇所も、小節の1音目にアクセントをいれる。

スタッカートは、弓の真ん中で弦に弓を咬ませるようにして弾くといいそう。

前半部分の最後、付点2分音符は心の中で「1ト、2ト、3ト」としっかりと数え、直後、後半部分突入前に空白を入れる。曲の入りは、ブレスで合図。

そうした注意を受けながら、同じ箇所を何度も練習。

慣れたところで私たちが上パート、先生が下パートで合わせました。

アレグレットはテンポ80くらいで。家での練習時よりも速くてあわあわしたけれど、「もうすこし慣れたら、この速さでも充分弾けそうですね」と先生。

「後半、上のパートが8分を刻むあいだ、下のパートにメロディがあるように感じませんか?」

と尋ねられましたが連なる8分音符を追うのに必死で、正直、ちゃんと聞けていませんでした。

「下パートも弾けば、きっと上下の関係もわかるはず。この曲も下のパートを練習しましょう」

ということで、「ラ・フォリア」もアンサンブルになりますた……。


今日の雑談で学んだこと。

調弦は弓先で、やさしく。

ペグも調弦しやすい向きがあって、先生は弦の張り替え時に長めに先を残し調整しているそう。