ヴァイオリンレッスン

♪イ長短の音階、アルペジオ

「ドナウ河の漣」で使用する音階の練習。

いつもは様々な弓遣いやリズムで弾くのだけれど今日は全弓でのレガート、弓の真ん中を使ってのスタッカートのみ。


♪ドナウ河の漣

発表会の曲にとりかかる前から弾いていた曲なので(ちゃんと弾けないのだけれど)食傷ぎみ。

先生の教則本には速度125と記されていたみたいだけど、私たちの教則本には120とあったので、こちらの速さで。

「この曲は上のパートのみを弾いていたんでしたっけ?」と先生に問われ、こくこくうなずく。

下のパートは先生が弾いてくださることに。

下のパートは8分音符が漣のようにタラララララ、タラララララと連なっているのですが、

区切りがわからずに混乱してしまいました。

「わかりやすいように、一時的に8分音符を4分音符で弾いてみますね」と先生。

わあ、メトロノームみたいでわかりやすい。

夫はそれでテンポをつかめたようだけれど、私は下パートが8分音符に戻ると、再び頭がぐるぐるに。とっくり個別指導を受けました。

伸ばす音がうまく数えられない時は、その音を8分で弾いてみるといいですよ、と教わり、

ファ・ファファファファファ・ソラ・シシシシシ・ソミ・ドドドドドと刻みながら弾きました。

慣れてきたら、ファ・ファーーーー・ソラ・シーーーー・ソミ・ドーーーー、と楽譜どおりに。

音を伸ばしつつも、心の中で刻んで数えるといいそう。

最後に私たちが上のパート、先生が下のパートで通して終了。合格となりました。


♪ヘ長調の音階、アルペジオ

のぼりはシャープ、くだりはフラットつき。

全弓でゆっくり弾いたあと、スタッカート。


♪行進歌

はじめての短調。

教則本をめくってみると、曲が進むにつれフラットの数も増えてゆくようでした。

「とりあえず、ふたりで弾いてみせてください」と先生にいわれ、練習してきたとおりに演奏。

「だいたいそんな感じの曲ではあるけれど行進曲にはなっていないかな」と先生。

付点8分音符を弾く際、次の16分音符にもっと音を寄せないと、間延びした感じになってしまうのだそう。

それから、勇敢さをだすために4分音符は勢いをつけた全弓で。

合奏した時に最後のファの音が異なって聞こえるそうで、各々音程のチェックもはいりました。

また、この曲は下パートも練習して合わせることになりました。

発表会が終わり、アンサンブルする曲がなくなったからかな?

ヴァイオリンを習いはじめた時や教則本を変える時に先生から、「ヴァイオリンはアンサンブル向けの楽器ですし、せっかくふたりなのだから、アンサンブルをたくさん勉強しましょう」といわれています。

レッスン中は「アンサンブルは座って弾くから」という理由でほとんど座りっぱなしだし、ザッツ出しを指示されることも多いので(緊張はしなくなったけれど会得はできていない)、先生としてはアンサンブルを中心に学ばせたいのだと思います。

篠崎教則本も、ほとんどの曲が二重奏で書かれているという理由ですすめられたのでした。

(ポイントを押さえ、短く編曲されたカイザーが取り入れられている点もおすすめだそう)

おかげで、アンサンブルが嫌いだった私もアンサンブルを楽しく思えるようになってきました。

ただ、リズム音痴な私だと、合格までに時間がかかるのが悩み。

行進歌の下のパートはそんなに難しくないのだけれど、ちらほらでてくる重音が手強そうです。

「重音は一度に弾くと何が悪いかわかりづらいので分散和音で練習するといいですよ」と先生。

ミとドの重音なら、まずミを単音で弾き、次にドを単音で弾き、そうして最後にミとドを重ねる、といった感じに。

実際に何度か先生と一緒に練習し、やりかたがわかったところで次回までの宿題となりました。


♪二調短音階、アルペジオ

たぶんやったように思うのだけど記憶が曖昧……。


♪メヌエット

いつもは、はじめに私たちが譜読みしてきた曲を演奏、先生が聴きながら指導する箇所をチェック(楽譜にメモしている)、指導という流れなのだけれど、この曲は先生がワンセンテンスずつ演奏しつつポイントを説明、

続けて私たちが同じところを演奏といった感じに進められました。

1、2小節目は、2番をキープすることにより、移動する必要がなくなることを教わりました。

ポルタートは、スタッカートをやわらかくした感じに。

先生が実際に弾いてみせて、私たちがそれを真似るといった練習を何度も繰り返しました。

4分休符はしっかり休み、次の音は弓をあげてしっかり仕切り直す。なんとなくで動かさない。

それから、アクセント記号のある箇所を練習しました。


♪ポロネーズ

先生に「どこまで譜読みしてきましたか?」と聞かれたので、「ポロネーズまで練習しましたが、よろよろとしか弾けません」と申告。

まずは夫と合奏することに。ふたりでもそもそ、速度の相談。

こころもち遅めに弾きました。

ポイントは、鋭いスタッカートで弾く、くさび。

指導もくさびの弾きかたについてが中心でした。

終わりの2小節はくさびがつけられていなかったのだけけど、先生に「ここはくさびで弾いたほうがいい感じになる気がします」といわれたので、鉛筆で、ちょこまかとくさびをつけたす私たち。

くさび、4分音符の弓遣い、変え指といろいろな情報が一度に流れこんで、いっぱいいっぱい。

楽譜を凝視しつつやっと弾けている状態なので、何かに気をつけると指がうまく動いてくれない;

「くさびに気をつけると弾けなくなる」と弱音を吐く私に「わかります、わかります」と先生。

「よろよろではないですよ、割と弾けています」といってもらえたので、そこまで酷い演奏ではなかったのかも?(と思いたいです)

ちゃんと弾けている時は「よく弾けていますね」「よく練習されていますね」と評されるので、「割と」というのはまあまあといったところでしょうか?


最後に、先生が「ラ・フォリア」を演奏、ざっとポイントを教えてもらってレッスン終了。

先生から、「水上の音楽」を弾いてから格段に上達しましたね、いわれたことへの反応もはやくなっていますとほめられました。

普段はできないことばかりが目について自覚がないのだけれど、確かに、以前にくらべてレパートリーも増えたように思います。

一昨年に、「若い翼」で刻みを練習したのもよかったですよね、古典派の音楽では必須のテクニックだからこれからいっぱい使えますよ、と盛り上がる私たち。

発表会前は、ひとつの曲を突き詰めながら何度も何度も弾くし、指が自然に動いてくるようになると奏法に気を遣う余裕もでてくるので、確実に何かを会得できるように思います。

チェロを弾けるひとを探さなければならないので今すぐではないけれど、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」ももう大丈夫なので、そのうち弾きましょう、と先生。

2年前は「今はまだ難しいから、もうすこし先かな」といわれていた曲なので、とても嬉しい。

でも、楽譜を見ると弾ける気がしません;