ヴァイオリンレッスン

レッスンは火曜日の夜になることが多いのですが(当月最後のレッスン日に翌月のレッスン日を相談して決める、というかたちをとっています)、今月は先生の演奏会の予定がたくさん入っているとのことで、今回のレッスンはめずらしく日曜日の15時からとなりました。

太陽がまぶしい……。


♪へ長調音階・アルペジオ

譜面ではD線からの音階になっていたけれど「行進歌」の下パートはDG線が中心となるため、G線込みの音階に急遽変更。

前からよく注意されていることなのだけれど、上げ弓のスピードが下げ弓の時よりも落ちてしまう癖が未だ直っていないみたい……。


♪行進歌(German Air)

下パートを中心に。

重音は前回のレッスンでみてもらって以来、弾きやすく感じられるようになりました。

先生からもよくなったとほめられてうれしい。

でも、やはりリズムがなかなかよくならない。

今回も単音で練習を繰り返し、感覚を身体におぼえさせてみるものの、時間が経つとすっぽり忘れてしまうのはなぜ。

注意を受けた箇所を教則本に書きいれようとすると、すでに同じことが書かれているのはなぜ。

あとはスラー付きの8分音符の音形が、私と夫とで異なっているので統一することに。

音程のチェックやこう弾くとさらによいといったアドバイスのあとに、私が上のパート、夫が下のパートで通し。上下交代し、もう一度通して合格をいただきました。


♪メヌエット(W.A.Mozart)

「この曲は、前回聴いたら結構よかったような……」と先生。

次回、仕上げるつもりで、といわれていた曲なので、私たちも終わらせる気満々です。

3回目なので細かな表現や音の強弱についての指導がほとんどでした。

同じ音が続いている時に同じように弾くと単調に聞こえてしまうので、クレッシェンドを入れて次の小節を見据えること。

2小節目にある付点8分音符は、手元にすこし寄せて弾くイメージで。

ブレスでの合図時、次にはじまる音がmfである場合はブレスも深めに。

注意点を踏まえつつ、私たちが上パート、先生が下パートで通して合格となりました。


♪ポロネーズ(Dancla)

おもに、くさびの弾きかたについての確認と、表現のしかたについて。

くさびはできる限り弓元で。ぐっと弦に咬ませるように弾く。

同じようにならんでいる4分音符でも、大切に弾く音と短く切り上げる音がある等々。

後半の音量はpと決めたのだけど、pのくさびはどのように弾くのか質問したところ、弓幅をせまく、けれど緊張感を持たせて弾くとのことでした。

ダカーポで最初の小節に戻った時にあやふやな音になってしまう癖も指摘され、反復して練習。

最後に通して、合格。今日終わるとは思っていなかったので、嬉しい。

合格のオンパレードに、「(練習していた曲の)貯金がなくなってしまう」と夫がつぶやいて、先生に笑われてしまいました。


♪ラ・フォリア(A.Corelli)

夫は、上パート・アレグレットの8分音符の連なり部分が苦手。

私は、下パート・8分音符部分を上パートに合わせるのが苦手。

二重苦の曲です。ウォーダー、ウォーダー。

上パート、下パートともにたくさんの指導を受けたのですが、あまりの注意事項の多さに頭がぐるぐるになってしまったのでしょう、教則本に記しておいたメモ、よくわからないものがある……。

(走り書きが多いので、レッスンの翌日に書き直しています)

加えて私が描いた弓とおぼしき絵に「この辺で弾く」と乱れた字が添えられているのだけれど、雑すぎて意味不明です。何がいいたいのん、これ。

とりあえず、わかる部分だけ。

pは弓の真ん中から上の部分を使って弾く。

下パートの8分音符部分は、上パートの8分音符部分と同じように聞こえるよう、音形と弾きかたを揃える。弓幅狭く、固く。

大事な音があるので、その音は重きを置いて弾く。

その音に合わせて、ふくらまないように短く、スタッカート気味に弾く音がある。

もっとたくさんのことを教わったはずなのだけれどいいあらわせるのはこれだけ。

先生から与えられる情報量に、ついていけてないのだと思います……。


最後に、「ラ・フォリア」の次にある曲「バグダッドの酋長1」と「バグダッドの酋長2」を先生がお手本に弾き、演奏のポイントや速度を教えてくださいました。

初めての変ロ長調です。もう数曲すすめばト調短。だんだん消えてゆく、開放弦。

2巻・第1部の終わりも見えてきました。といっても来春あたりまで続いていそうだけれども。

第2部からはカイザー(短縮版)がはいりますが、音階練習と同じく必要に応じて弾くそうで、順を追って、かっちり取り組む感じではなさそう。

カイザーのほか「アベ・マリア」や「軍隊行進曲」、「学生協奏曲(弾ける気がしない)」等、耳慣れた曲がたくさんでてくるのだけど二重奏の楽譜はすくないので、「好きな曲の楽譜を持ってきて弾くのもいいかもれませんね」と先生。

まだ先のお話だけど、どの曲にしようか考えるだけでわくわくします。