はじめて眼鏡をつくる

2度の視力検査を経て眼鏡処方箋なるものをお医者さんにつくってもらいました。

右+1、左+0.75。眼鏡をかけても大丈夫か試しに15分ほどレンズを装着してみたのだけれど、色彩が濃く映って本の字もひとまわり太く大きく見えました。世界がぱきぱきして見える……。

手渡された眼鏡処方箋を持ち、いよいよ眼鏡店めぐり。

何店舗かまわれば、私に似合う眼鏡も見つかるかなあ。

事前に調べたところ、私のフェイスラインに合う眼鏡は天地が低めのスクエア型、

できれば上半分のみにリムのあるタイプなんだそうな。


1店目

家の近所にある、メガネ○ラッグへ。

調べた情報はおいといて、まずは目についたフレームを次々と試着。

洋服と同じく好みの眼鏡が似合うわけではないことを実感しました。

というか、私に似合うフレームって、本当にないな!

似合うとされているスクエア型フレームも丸いフレームよりはましなのだけれど、レンズの角がつりあがっていたりリムがメタルっぽかったりすると教育ママのような顔になる。

お洒落なひと御用達の太めのセルフレームは私がかけるともっさりとした感じに。

がっくりと肩を落とす私に店員さんが細目のフレームを集めたコーナーをすすめてくれました。

わあ、agnès b.やVivienne Westwoodなど、華奢で可愛らしい眼鏡がいっぱい!

可愛い雑貨を眺めているような気持ち。癒される……。

その一角にJILLSTUARTの眼鏡が並べられていました。

テンプルにカラーストーンが鏤められていたり花や指輪が意匠されていたりと愛らしいつくり。

可愛らしいのに甘すぎず大人っぽい。

胸をときめかせつつ、何気なくひとつ手にとってかけてみる。……あれ? 結構似合ってる?

そのフレームは私に合うとされる眼鏡の条件にあっていました。眉とリムのカーブもぴったり。

テンプルの表はつややかなブラック。切り抜きの絵にも似た、パステルパープルの薔薇が控えめに意匠されています。

裏は薔薇と同色のパステルパープル、リムは細いブラックのハーフ。

スクエア型なのだけれど角に丸みをもたせてあり教育ママには見えないと思う。

デザインも含めて、すっかり気にいってしまいました。

色違いがあるなら比べてみたいと店員さんに調べてもらったところ、ブラウンは売り切れ、メーカーに在庫を確認して残っているようなら取り寄せ、ピンクとワインレッドは他の店舗にあるがこのお店に取り寄せるのに1、2日かかるとのこと。

とりあえず他のお店をみてから考えますと伝えて、お店を出ました。

でも、すでにかなり気にいっているので、他店では同じ眼鏡の色違いがないか、もっと好きになれる眼鏡がないか、比較しつつ見てみるつもりです。


2店目

北千住の丸井に入っている眼鏡○場へ。

いろいろな眼鏡が置かれていたけれど私に似合う眼鏡は見つかりませんでした。


3店目

北千住の商店街にあるメガネスー○ー。

やはり1店目で見つけた眼鏡より気にいるものはなし。

自分に合う眼鏡の傾向がわかってくると、見る眼鏡も絞られてきて滞在時間も短くなるんだな。


4店目

西新井アリオ内にあるビジョ○メガネ。

ティファニーの眼鏡が可愛いすぎる!

シンプルな銀のリム、ティファニーブルーのテンプル。

こんな眼鏡をかけたりはずしたりしたら、大人っぽくない? 素敵じゃない?

うきうきと試着するも鏡の向こうには教育ママが……。

どんなに好きになっても似合ってはくれないのね……。この報われなさは、片思いに似ている。

このお店にはJILLSTUARTのフレームもたくさん置かれていました。

(1店目で出会った眼鏡はなし。お店の商品ってそんなにはかぶらないのかな)

その中にあった細い黒縁の眼鏡が1店目の眼鏡と同じかたちをしていたからか、夫からも「似合うね」と評されました。

でも、同じ黒縁でも1店目の眼鏡はハーフリムですっきりしていたし、テンプルも可愛かった。

やっぱりあの眼鏡以外は考えられない。

帰り際、メガネ○ラッグに立ち寄り他の色も取り寄せてもらうことにしました。

数日後、取り寄せてもらった色違いのフレームを比べてみたところ、リムがブラックなのは最初に試した眼鏡だけだったので、こちらの色でつくってもらうことに。

レンズは薄く、フェイスラインの歪みがあまりない両面非球面加工、あとは絶対にはずせない、ブルーライトカットをオプションで追加。

遠視のレンズは加工に時間がかかるそうで、出来上がりは10日後となりました。

ネットでがまぐち眼鏡ケースも購入したし(ラベンダー色の地に薔薇が描かれていて愛らしい)、だんだん、眼鏡をかけるのが楽しみになってきました:)