弦の張り替え

発表会まで、残り2週間。

調整も済み、次のレッスンまで日もあいたので10ヶ月ぶりに弦を替えました。

今までメルに張った弦は、ドミナント、オブリガート、エヴァ・ピラッツィ。

ドミナントはメルに合っていて響きが好きだったけれど、シャリシャリ音に馴染めませんでした。

オブリガートは落ち着きある優しい音になりましたが、華やかな音が好みなのでリピートはなし。

以前、オフ会にてオブリガートを張ったメルを試し弾いたかたから、メルに合いそうな弦(明るい音だそう)を教えてもらったのだけれど、商品名が思い出せず……。

(ラーセンだったような気が……。機会があればもう一度お聞きしたいです)

エヴァ・ピラッツィは明るくて華やかな音がする上、テールピース側に巻いてある糸色が緑と黒の縞々で、それがメルにとても似合っていて好きです。

金色のE線もお気に入り。

1回弦を張ると1年近く使うので(本当はもっとまめに取り替えるべきだろうけれど高価なので)、次もエヴァ・ピラッツィにしようか迷ったのですが、ペーター・インフェルドを一度試してみたいな、と。

レビューをみてみたところ、ドミナントに近いけどシャリシャリ音がなく上品な音とありました。

また、ドミナントにくらべ弦の寿命が長いのだとか。

目玉はなんといっても華やかかつブリリアントに鳴るプラチナメッキのE弦。

……と書いたところで「ブリリアントってなんちゃらべ?」と首を傾げる私。


brilliant〔英〕

「輝かしい」の意。ダイヤモンドの研磨法のひとつブリリアントカットの略。


華やかできらきらしたダイヤモンドみたいな音かあ、とうっとりしつつ弦を替えることにします。


トマスティック社の弦はペグ側の糸が同色、テールピース側はばらばらという印象がありますが(ピラストロ社の弦はテールピース側の糸が同じ色)、ペーター・インフェルドはめずらしくテールピース側の糸色を揃えています。

スカイツリーの江戸紫を彷彿とさせる渋い紫色です。

ペグ側の糸は橙、青、緑、黄色。オレンジではなく橙と書いた方がぴったりなくすんだ渋い和色。

夫が、「クワトロンの4原色だね」と表現してから、もうクワトロンの色にしか見えません……。

エヴァ・ピラッツィ時代はパリのマドモアゼル的な雰囲気を纏っていたメル。

ペーター・インフェルドによって、下町の日本人のような風情になりました。

調弦はしたものの、今日1日は音が安定しないだろうから、試し弾きはなし。

感想は、またあらためて。

とりあえず感触の違いを。

・エヴァ・ピラッツィにくらべざらざらした手触り。

・テンションはそれほど高くなく、押さえやすそう。