ヴァイオリンレッスン

個人レッスンの日でした。

台風6号が過ぎ、しばらくは肌寒い日が続いていましたが、またすこしずつ暑くなってきました。

背負ったヴァイオリンが温まって辛い……。


♪調弦

家であわせてきたので今日はいじらずにすみましたが、重音での響きを確認。


♪ハ長調の練習曲(1曲)

前回に引き続き。

まず、楽譜どおりにレガートで弾いて、それからスタッカートで弾きました。

E線のファ(ナチュラル)からドを遠くに感じたり、1指の場所がいつもと異なることから2指(ソ)を置く時に一瞬迷ったりで、ミファソラシドとかけあがる時にボウイングに力がはいってしまうようです。

この部分を弾く時は緊張していて、呼吸を忘れてしまっている感じなので、息をはきましょうと。

また、4指を伸ばしてとるドは曲中でいちばん高い音なのでこの音がヤマになるよう盛りあげて。

たっぷり弓を使うために、前の音(シ)を弾く時はできるだけ弓をもとへ戻しましょうとのこと。

このごろよく注意されるのだけれど、今回もアップとダウンで音色が違ってしまっていたみたい。

スタッカートでおなじ音をアップ、ダウン、アップ、ダウンと繰りかえして弾くといいそうです。


♪サンタが街にやってくる(J.Fred Coots)

裏拍ではじまる曲なので出だしにおろおろ。

先生が4小節の伴奏を入れてくださったのだけれどうまくはいれず、2、3度弾きなおしました。

この曲はふたつの部分で構成されているので、キャラクターをわけて、前半は軽やかに後半は伸びやかに弾きましょうと教えてもらいました。

最後は、ミ・ソ・ド・ミ・レ・ファーシ・ドーで締めくくるのだけど、ミ・ソ・ド・ミ・レ・ファーシ、ミ・ソ・ド・ミ・レ・ファーシ、と、3回繰りかえして演奏されることが多いらしく、そう弾いてみましょうと急きょ練習することに。

1度目はふつうに、2度目はピアノ、最後はフォルテで弾くとわくわく感いっぱいの仕上がりに。

たぶん合格です。


♪翼をください(村井邦彦)

「この大空にー、翼をひろげ、飛んでゆきたーいよー」で有名なあの曲です。

馴染みのある旋律だからか、G線を使わないからか、弾きやすく感じました。

「とくにサビの部分がよく弾けています」と先生から褒められました。なので前半を中心に練習。

「いまー、わたしのー」にあたる部分は「のー」と3拍伸ばしたあと、きっちりと音を切ること。

次の音にゆくとき弓は真ん中にあるとよい。

最後の和音は指先に力がはいっていると音が重ならないため、弓を軽く持つ。

あとは、クレッシェンドとデクレッシェンドの指示をいただいて通しました。

だいぶ弾けている感じだけれど、せっかくなので引き続きやりましょうとのことで次に持ち越し。


♪魅惑のワルツ(F.D.マルケッティ)

今使用している教則本の、最後の曲。

(厳密にいうとこのあとに「アヴェ・マリア」があるのだけど、次の教則本にも載っているので)

映画「昼下がりの情事」の曲ですが、もともとがヴァイオリンの曲なのでヴァイオリンらしさがよくでている素敵な曲です。(先生談)

確かに先生が弾くと素敵極まりない曲なのに私たちが弾くと魅惑でもワルツでもなくなる不思議。

音が飛ぶし、弓の配分も難しいです。

8分音符はワルツらしく軽やかに。1拍目は短めでいいので2拍目の準備を早めにしましょう等、濃やかな指示を受けたのですが、弾くのでいっぱいいっぱいで音色にまで気がまわらず。

もうすこし余裕を持てるように、家でちゃんと練習したいと思います。

「ニューシネマパラダイス」の曲や、タイタニックで船が沈む直前に楽団のひとが弾いていた曲を弾きたい、というお話をしたところ、「タイタニックのほうは、賛美歌で易しいですよ」と教えてもらいました。楽譜、探してみます。

(曲名:主よ、御許に近づかん、あるいはNearer, My God, to Thee)


♪カノン(J.パッヘルベル)

先生が弾くヴィオラのベースラインに合わせて、夫が1st、私が2ndではじめからEまでを輪奏。

D部分でがちゃがちゃしたり転んでしまうところは変わらずだけれど、1stと2ndとの重なりや響きが、なんとなくわかるようになりました。

Dのスラーは細かくはいっているけど、そこでひとかたまりではなく、もっと長くにわたって区切られているのでそこの頭はきっちり揃えるようにしましょうとのこと。

そのあとは、ひたすらCとDを輪奏。

最後にHから最後までを輪奏したのだけれど、各々のパートの拍が異なるため引きずられそうに。

先生は「大丈夫ですよ」とおっしゃったれれど発表会まで間にあうのか激しく不安です。


帰り支度をしている時、夫が「楽器の構えかたについて聞かないの?」と思いだしてくれたので、背のちいさなひとは楽器をどのくらい傾けるのがいいですか、と質問。

楽器の構えかたはグループレッスンの先生に教わっているのだけれど、個人でついてもらっている先生は私とほぼおなじくらいの身長なので、私に合う構えかたを知っていそうで。

背の高さと腕の長さは比例していて、ちいさなひとはそのぶん、身体の内側に楽器を傾けるそう。

(楽器を構える時、足は肩幅に開くのだけど、その左足とあうくらい)

ボウイングでおろした時に腕をほんのすこし曲げられるくらい余裕があるといいとのことでした。


最近、教則本や楽譜への書き込み用にとラフホルダーなるものを購入。

太さ3ミリの芯(2B)が繰りでるシャープペンシル。書きやすくて楽器ケースに入れています。

(デザインも、ポケットピンがト音記号になっていてかわいいんです)

今日のレッスンで先生が私の教則本に書き込む際このシャープペンを使ったのだけれど、「書きやすくてすごくいいですね。ネットで売っているんですか?」といたくお気に召したよう。

機会があれば贈りたいなと思います。


先週はグループレッスンがあったのだけれど、日が経つごとに記憶が曖昧に。

ずぼらなので、レッスンの記録はつけたりつけなかったりになると思います。