サイレントヴァイオリンの調整

今日は弦楽器工房へ、サイレントヴァイオリンの調整をお願いしにいきました。

家でも気兼ねなく練習できるように、先月、サイレントヴァイオリンを購入したのだけれど、指板の幅が広く、ネックも太くて、ほんのすこし弾くだけで指が痛くなるので、削ってもらえたらなと。

アコースティックヴァイオリンのほうでお世話になっている工房ではサイレントヴァイオリンの調整をしてくれるのかわからなかったので、いつもとは違う工房へ。

楽器店に併設されている工房で、ぴかぴかの弦楽器が幾つもディスプレイされていました。

お店の奥にならんだ3つの防音室は音楽教室で、生徒さんの演奏が漏れ聞こえてきました。

生徒さん同士、お顔を見知っているのか、なごやかに挨拶しあっていてなんだか楽しそう。

相談カードに名前や連絡先、ヴァイオリンについて書きこんでいると、職人さん(白衣を着ていました)がやってきたのでヴァイオリンをだして相談。

サイレントヴァイオリンのネックも、ふつうのヴァイオリンとおなじように削れるけれど、ネックの塗装がすこし変わってしまうとのこと。削っても大丈夫ですかと確認されました。

それから、どのくらい削るかの相談にはいりました。

今使っているアコースティックヴァイオリンとおなじくらいにしてもらいたいと伝えると、職人さんは、メル(私のヴァイオリン)のサイズを測りはじめました。

メルはネックがほんのすこし細めのヴァイオリンで(ボディも通常のフルサイズより2ミリほどちいさく、レディスサイズと間違えられます)、ネック太めのサイレントにくらべ持った感じもだいぶ違うのだけれど、ネックだけで見ると1ミリほど(指板は3ミリ)の違いしかないそう。

サイレントの指板も通常のヴァイオリンよりやや広いと教えてもらったものの、指板を削るのはネックから指板を剥がす必要があり、工業製品であるサイレントはまず指板が剥がせるのかわからないのと、剥がせるとしても大規模な作業になるぶん、お金もかかるとのことで、指板はいじらず、ネックのみを1.5ミリ削ってもらうことに。

駒も高さがあるそうなので、調整をお願いしました。

指板を変えず、ネックのみ1.5ミリ削って効果があるのかな。

ほんのすこし心配です。

職人さんに調整をお願いしたあとで、夫とふたりで楽譜を探しました。

今週のレッスンで先生から発表会が10月22日に決まったと聞いたので、

夫+先生+私で弾けるトリオの曲をはやめにみつけておこうと思って。

(昨年はモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスでした)

先生いわく、発表会の曲に加え中級者さんを集めてパッヘルベルのカノンを弾きたいそう。

カノンの練習もあるので、トリオの曲は余裕のある(ゆるい)曲を選ぶことになりました。


G線いっぱいの曲はイヤダナー、

テンポが複雑な曲はイヤダナー、

スウィングは嫌だ、もう嫌だッ、

長ったらしい曲もだめだ、すぐに終わらなきゃだめだッ

とわがままをいっているうちに、選曲の幅がどんどんせまく……。

候補曲をふたつほどみつけて、曲集を購入しました。


人生のメリーゴーランド(久石譲)

水上の音楽(G.F.ヘンデル)


今も迷っていますが、水上の音楽より短い曲の人生のメリーゴーランドになると思います。