無心にちくちく、刺し子コースター
シフォンケーキが焼きたくなり、紙型を買いにセリアへ。その下の階に手芸店がありまして。
店に入って、ふらふらと1周。綺麗な布や色とりどりの糸・毛糸、愛らしい作品がいっぱい。
何かつくりたくなる。というより、こうしたこまこまとした雑貨に囲まれたい。でも、私、器用ではないしな。
なるべく簡単なものをと手にとったのは、オリムパスから出ている刺し子のコースターキット。
あらかじめ布に描かれた図線(水で消えるそうな)に添って縫うだけ。これなら、私にもできるかもしれない。
家に帰ってから、さっそくちくちく。
図案をなみ縫いでなぞる作業が、無心になれて、思っていた以上に楽しい。
コースター用ゆえ図案が小さめなのも、初心者にはいい。
(それでも1枚縫いあげるのに3時間近くかかった私って、いったい……)
時間が経つのも忘れて針をすすめ、ようやく縫いあがり。
次はいよいよ、この布をコースターに仕立てます。どれどれ、とキットの説明書を読んでみる。
「裏がえして端を折り、額縁仕立てに。まつり縫いしたら完成」といったことが書かれている。
いやいやいや、待って。この通りにつくると、裏の縫い目がまる見え(&端っこ折っただけ)のぺらんぺらんな布きれが出来あがってしまうんじゃ……。コースターとして、実用に耐えうるの?
「はいはい、刺し子はじゅうぶん楽しんだでしょ。えっ、まさかそのコースター、使わないよね?(プフッ)」
そんな嘲笑が聞こえてくるかのよう。オリムパスェ……。
(3時間ほど単純作業に勤しんだからか、妄想を抱きがちになっています)
結局、2枚を中表に合わせ、まわりをミシンでガーッと縫ってかえして、リバーシブルのコースターにしたのでした。
今度は花ふきんに挑戦したいな。つくるのが楽しく、出来あがったものが溜まらず、どんどん使えそうで惹かれます。
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