ヴァイオリンレッスン
4月7日 ヴァイオリンレッスン
♪カイザー3番(Kayser)←まだやっている……。
♪35番・フラジオレット(ハーモニクス)の練習
♪ガボット(F.Gossec)……合格
♪メヌエット(L.v.Beethoven)
レッスンから10日ほど過ぎてしまい、記憶も断片的になってきました。
直後に、メモ書き程度でもいいから注意事項を書きとめておくべきか。
長々と取り組んでいるカイザー3番ですが、よくはなってきています(と思いたい)。
最後まで集中していないと、タツタタのリズムが崩れかけるけれども。
「頭の中では、タツタタタツタタで刻みます。タツタタのツでは弓を止めてはいるけれど、きちんと間を感じること」と先生。8分音符88のテンポで、メトロノームの刻みと先生の「タツタタ」の声に合わせて通しました。
音量指示に気を配ると走りそうに。
「タツタタ」の声に引き戻されて軌道修正をはかるも、そうした小さな動きからぎこちなさが生まれているような。
カイザー3番がレッスンの最初にくると私たちのリズムの弱さが浮き彫りになるからか、以降の曲でもリズムを重視した練習方法が取り入れられることが、ままあります。
たとえば、私たちは、うまく弾けていない箇所や先生の思うような弾きかたができていない箇所、表現を加えたい箇所をひとりずつ弾かされることがあるのだけれど、今回はメトロノームに合わせ、引き継いで弾くことに。
先生がお手本を弾く。メトロノームのテンポ通りに休符を数えたあとに、同じ旋律を夫が弾く。休符を数えたあと、私も同じ旋律を弾くといった具合。
(よって、旋律のテンポも同じに)
他のひとが弾いている間もテンポを数えずにはいられない。リズム感があれば、考えずとも継げるのかも。でも、私には無理、無理、無理! ぐわー、もうすぐ私の番だ!
しかも弾くのは、苦手な箇所か何事かの注意が加えられた箇所。アー、アー、アー。
今回のレッスンは、すべての曲がこの方式ですすめられたので、緊張し通しでした。
ハーモニクスは、夫は音程が甘くて、私は音程はとれているけれど下る時にポルタメントが入ってしまっていると注意を受けました。
自宅での練習時、4指でハーモニクスをとったあと3指の音が合わせられないと悩んでいましたが、先生によると、私は下る時に4指、あるいは3指から合わせようとしているらしい。1指から合わせるのが正しいみたい。
とはいえ、楽器の胴上にある弦に4指を載せてハーモニクスを奏でている時、1指は指板から浮いている状態。すぐには音をとれず。
でも、4指で音を探る癖は直そう。
日が経った今も印象に残っているのは、「(楽譜に書かれている)指示に従おうとしすぎて、不自然になっている部分がある」という先生の言葉。とくに、「ガボット」を弾いた時に何回かいわれたかな。
シララソ・ソファミレ・ミーソーシーのミーソーシーにつけられたクレッシェンドを目立たせるあまり、前半の旋律との音量バランスが自然でない。テヌートの記号がついたところも、スタッカートの部分と変化をつけようとしているからか重い。もっと優雅に軽く弾く。同様に、fと指示されている部分にも重く聞こえる箇所がある。等々。
指示記号に従うことばかり考えていましたが、全体のバランスや曲調を考えることも大切なんだな、と感じました。
注意されたことではあるけれど、「指示記号を守ろうとするあまり」という前置きに嬉しい気持ちにもなりました。
バランスを考えながら加減するのは私には難しいことですが、今後も楽譜の指示を守れるように練習をこなし、こうしてレッスンで先生に濃やかに教わるかたちですすめられたらいいな、と思うのでした。
「ガボット」をみていただいた時にいわれたことが、もうひとつ。
ファラソラシラソファ・ミーラードーラー
この部分。ファラソラシラソファが16分音符で速いためか、合奏時、夫とぴったり音を合わせられません。
先生からは、弓幅の使用量等でニュアンスを揃えるようにといわれたけれど、私たちの力量ではばらついてしまう。
「ファラソラシラソファがばらばらでも、直後にあるミを揃えましょう」という先生のアドバイスのもと、
ファラソラシラソファ・ミーーー
ファラソラシラソファ・ミーーー
と、ミで演奏を止めて、着地点を揃える練習を繰りかえしました。
アンサンブルでは集合する場所を決めておいて、きっちり集まる(揃える)ようにすると綺麗に聞こえるのだそう。
「ガボット」は合格。次のレッスンまでに、できればボッケリーニの「メヌエット」の前半を譜読みしてくること。
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