プラスマイナスゼロの小さな加湿器

Photo By PLUS MINUS ZERO CO.LTD.


先日、象印の加湿器を愛用していると日記に書きました。

シンプルな構造ゆえ使いやすい加湿器で、今もフル稼働中なのですが、もう1台、必要かな、と思いはじめました。

私の家はリビングの他に2部屋あり、1台しかない加湿器はそのうちの1室に使っていて、もう1室に持ってゆく余裕がまったくないのです。

ものを増やしたくないので、湿度がある程度あがったら別室に移して使おうとも思ったのだけれど、数時間経つと部屋が乾燥してしまい、1台ではとてもカバーしきれない状態。

(ちなみに、加湿機能つきの空気清浄機もあるのですが、数十枚の襞でできたフィルターを分解して洗うのが大変なので空気清浄機能のみで使っています)

新しく加湿器を買うとなると私の部屋に置くことになるので、好みのものを探しました。

条件は、なるべく小さめのサイズ、シンプルな外観、お手入れ簡単なスチーム型の3点。

アロマ機能があれば、なお嬉しい。


それらの条件にすべて当てはまったのが、プラスマイナスゼロのHumidifier S。

高さ・奥行き約16センチの円柱形。小さなスイッチがたったひとつのみの潔さ。

あまり大きくないので、3畳の広さしかカバーできないみたいだけれど、私の部屋は5畳くらいだし、就寝時、枕もとに置いて使うくらいなら大丈夫そう。

というより、こんな素敵な加湿器なら、水交換をせっせとがんばってでも置いてみたい。

ひと目ですっかりめろめろになってしまい、さっそく年明けにホワイトを注文しました。


実物は、写真で見たとおり、そっけないくらいのシンプルさ。そこまで小さいわけではないのだけれど、部屋に置いてもしっくりなじみます。

どんな部屋にも合うと思います。テーブルにも載せられそう。

部品は、思ったより細かいかな?

底部の水の貯まる場所の上にふたのように取り付ける2枚の部品。その上にドーナツ型の給水タンクを載せます。

(給水タンクを所定の位置に置くとキャップが開き、タンクの水が底に流れ込む仕組み)

その上に円柱形のカバーをかぶせます。アロマをつけたければ、さらにアロマポットを。


スチーム型の加湿器はだいたいそうだと思うのですが、給水ランプが点灯するくらい水を使いきったあとも、底の方には少量の水が残るので、常時稼働させるのでなければ、古い水を取り出す必要があります。

また、カバーの裏やタンクに水滴が付くので、給水時に拭くようにしています。

それら作業が、象印の加湿器に比べると若干面倒かも。

また、(象印の加湿器にもある現象なのだけれど)水を沸騰させる部分に、すこしずつカルキの塊が付着します。

2、3日に1回は分解して洗ったり、月に1回はクエン酸を使ってカルキを除去するのがよさそう。


あまり大きくないゆえ、長時間モードでも8時間で水がなくなってしまうけれど、私には充分かな。

ただ、就寝前に給水をし忘れ、眠っている最中に給水ランプが点灯してしまったことも。

緑色のランプがちかちか点滅し、しばらくピーピー鳴るため、気になる方もいるかな、と思います。


アロマは、ベルガモットのエッセンシャルオイルを使ってみましたが、それなりに香ると思います。

(長く部屋にいると、鼻が慣れてくるからかわからなくなるけれど、部屋に入り直すと、ほのかに感じられます)

アロマポットはスチームの吹出し口に置くので、オイルが揮発することもなく、2日は使える感じ。

ただ、樹脂製だから、使っているうちにオイルの色が移りそう。たびたび拭いたほうがいいかも?


こまめな給水とお手入れが必要な加湿器ですが、大きさとデザインが好みなので、苦になりません。

色白つるんなボディから、ほわーんと立ちのぼる湯気を目にするたび、心和む日々です。