マトリョミンを体験

春日部イオン内のカルチャーセンターにて、以前から興味があった(けれどなかなか教室を見つけられなかった)マトリョミン講座が始まると知り、体験レッスンを受けてきました。

マトリョミンはマトリョーシカの中に電子楽器のテルミンを閉じこめた楽器です。

音をとるための印はなく、勘で歌わせるところはヴァイオリンと似ているような。

演奏をはじめると音量を調節することはできないので、強弱の表現はできません。

また、音をぴたりと止められないので、基本はレガートのみ。休符もありません。

制限が多くヴァイオリンとくらべると物足りないのだけれど、とにかく愛らしい。

電子楽器ゆえにイヤホンをつければ、真夜中でもひっそり練習に励めるのも魅力。


体験レッスンは、楽器の簡単なレクチャーからはじまり、そのあと、参加者ひとりひとり順番に音階を弾きました。

最新式のマトリョミンは、スイッチを押すと自動でチューニングしてくれるので、とても楽ちんでした。ヴァイオリンではいまだにできないのに(笑)

先生の弾くキーボードの音と同じ音程を探ってゆくのだけれど、なかなか難しい。

音が高くなるとすこしずつ幅が狭くなってゆくところや、#のぶん縮まるところは、ヴァイオリンと似ているなと思いました。

(ついヴァイオリンとくらべてしまいます)

ほんのすこし間が抜けているというか、あたたかいというか、癒される音でした。

ただ、参加者の人数が多かったためか(私ふくめて10人)、待ち時間が長く、眠くなってしまいました。

先生の演奏された「いつも何度でも」「川の流れのように」、とても素敵でした。


実際のレッスンは1時間半を生徒さんの数で割っての個人レッスン。

自分のレッスン時間外は、他の生徒さんのレッスンを見学するそう。

とても楽しく、また気軽に弾けそうな楽器で、習ってみたいと思ったのだけれど、生徒さんの人数が多いと今日のような感じになるのかな、と躊躇してしまいます。

短時間のレッスンで何の準備もなく弾くのは練習した通りにはいかないだろうし、学んだことは忘れないうちに実践して身につけたいから、できれば、空き時間は個人練習にあてたい。

レッスン形態は合わないけれど、マトリョミンはとても楽しそうで迷っています。


もうひとつ、池袋で開講されている、初心者向きの刺繍講座も気になっています。

ただ、人気が高く、継続の生徒さんですでに満席の状態。

キャンセル待ちを申しでてみたものの、今期の受講は難しいかも。

マトリョミンと刺繍の両方を習うのは難しいので、今期はマトリョミンを習い、楽しかったら刺繍はとりやめて継続、マトリョミンが合わなかったら次期の刺繍講座への参加を狙ってみようかな……。


ヴァイオリンのレッスンは9月の発表会に向けて「水上の音楽」を中心に練習中。

私と夫のふたりで1stヴァイオリンを担当、2ndヴァイオリンを他の生徒さん(かなりの上級者)にお願いし、チェロパートを先生がヴィオラでと考えていたのだけど、1stヴァイオリンの仕上がりがなんとか見えてきたので、これならば第2ヴァイオリンに挑戦しても間に合うかも、と選択肢が増えました。


1.予定どおり私と夫が1st、Tさんが2nd、先生がヴィオラ(チェロパート)

2.私とTさん(入ってもらいたい……)が1st、夫が2st、先生がヴィオラ

3.私とTさんが1st、夫と先生が2nd、チェロパートはピアノの先生が担当


弦楽のみの編成、上下別れて練習できる2案が希望なのだけれど(そもそも1案だと、私たち以外のパートとの力量が開きすぎてバランスが悪い)、早弾き箇所と合わせるのが大変そうで……。

たぶん、先生も2案がいいと思っているように感じます。